こんにちは、医学生のガッシーです!
医師国家試験対策にビデオ講座・ネット講座って本当に必要…?
そう思ったことはありませんか?
なんか予備校の宣伝にのせられてる気がする…
そんな感じもありますよね。
そこで、以下の悩みを解決できる記事を用意しました!
- 国試対策にビデオ講座は必要?
- ネット講座のメリット・デメリットは?
- 映像授業を使わず独学できる?
先に結論をお伝えすると、ビデオ講座は使わなくても全く問題ないです。
ガッシー
大学受験でも、予備校を使わずに医学部に合格する人がいます。
一方で、予備校に行って落ちる人がいるのも事実です。
自分の性格・特性に応じて、ビデオ講座も判断しましょう!
ビデオ講座は国試対策を効率化できますが、注意点もあります。
- 国試合格が保証されるわけではない
- 必ずしも勉強は楽にならない
- 国試への不安は全く減らない
ビデオ講座に期待しすぎている方は注意してください!
前半でビデオ講座(映像授業)のメリット・デメリット、
後半で国試対策の独学勉強法を紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください!
ビデオ講座・ネット講座のメリット
- インプットを効率化できる
- どこまで深く勉強すべきか分かる
- 講師の面白い話が聞ける
インプットを効率化できる
医師国家試験に向けて覚えるべき知識は膨大です。
しかし、予備校は覚えることを教材・カリキュラムにまとめています。
暗記すべきことが整理され、インプットを効率化できますよ!
どこまで深く勉強すべきか分かる
各疾患の病態・合併症・治療法・治療薬・分類…
細いことは最新の論文を読まないと、分からないこともあります。
ビデオ講座なら、国試で覚える知識レベルをはっきり教えてくれます。
どこまで深く勉強すればいいか分かり、効率よく勉強できます。
講師の面白い話が聞ける
予備校の講師は教育のプロだけあって話が面白いです。
大学だと眠い先生もいますよね…
ビデオ講座・ネット講座のデメリット
- ビデオ講座は高額
- ビデオ講座がない時代でも国試は9割通る試験
- ビデオ講座を受けても不安は減らない
- 過去問の傾向は自分で分析できる
- ビデオ講座信者が不合格になることも多い
- 国試は臨床実習を重視するようになる
ビデオ講座は高額
ビデオ講座はかなり高額です。
受講料が10~15万円以上になることもあります。
ビデオ講座がない時代でも国試は9割通る試験
ビデオ講座がない時代、ある時代でも国試の合格率は9割で変わりません。
「しっかり過去問対策すれば受かる試験」であることは変わらない
とも言えるでしょう。
ビデオ講座を受けても不安は減らない
国試が不安でビデオ講座を受ける方がいますが、
ビデオ講座を取ったからと言って不安は減りません。
予想問題は必ずしも当たりませんし、
ネット講座の有無で国試への不安は変わらないと言えるでしょう。
過去問の傾向は自分で分析できる
国試予備校のウリは過去問の傾向に合わせたカリキュラムです。
しかし、3~5年の過去問を解けば、自分で過去問分析できます。
国試は出題される問題を予想しやすい試験です。
- 直近の試験で出た分野は再び出題されやすい
- プール問題がある
- 不適切問題となった問題は修正されて出やすい
- 社会問題になったことは出題されやすい
- などなど…
自分で過去問を解いても、出題されやすい分野・問題などは自然と分かります。
予備校のベテラン講師には敵わないものの、合格ラインを超えるだけなら十分です。
ビデオ講座信者が国試不合格になることも多い
国試で落ちるパターンは大まかに以下の3つです。
- 独学で深入りしすぎる
- そもそも勉強してない
- ビデオ講座に頼りすぎ
最後の例のように、ビデオ講座だけを頼るのは落ちるパターンの一つです。
ビデオ講座を使う場合でも、国試合格のためには「独学での演習」が必要です。
逆に言えば、「独学での演習」はビデオ講座を取っても取らなくても同じくらい重要であると言えます。
映像授業は優れた教材ですが、国試対策として完璧ではありません。
限界があることは理解しておきましょう。
国試は臨床実習での経験を重視するようになる
国試の作問委員を務めた先生から聞いた話を紹介します。
最近の国試は、ビデオ講座で効率よく暗記した人だけが受かるようになってきてる。
これだとお金をかけた人が受かるだけで、金銭的格差があってあんまり良くない傾向だよね。
委員の中では「大学で勉強した内容が国試の成績に反映されるように、実習をどれだけ頑張ったかを測れる試験問題にしていこう!」
っていう話になってるよ
最近の国試の傾向として、臨床に即した問題が多くなっています。
今後も、単なる暗記ではなく、臨床実習で学んだ内容が問われる問題が多くなっていくと予想されます。
数年後には国試もCBT化される予定です。
効率いい過去問対策だけでは国試に合格できなくなる傾向になっていくでしょう。
ビデオ講座は受けるべきか?不要?
ビデオ講座は優れた教材ですが、完璧でもありません。
ビデオ講座が向いている人・向いていない人を紹介します!
ビデオ講座が向いている人
- 自分で勉強スケジュールを立てられない人
- 誰かに引っ張ってもらいた人
- とにかく効率よく勉強したい人
- 6年生まで部活・バイトを頑張りたい人
国試対策のビデオ講座のメリットはとにかく効率化できること。
自分だけだとサボってしまったり、少しでも勉強時間を減らしたい方におすすめです!
ビデオ講座が向いていない人
- 自分で勉強できる人
- 教科書的な知識ではなく、現場で使える医学知識・技術を学びたい人
- 今後の国試傾向に合わせて臨床実習を重視したい人
自分で勉強できる人は、少しずつQBを解いていくだけで国試は十分に合格できます。
ビデオ講座の勉強時間を、病院実習に使うことができ、
より多くの処置・検査・患者さんを見ることができます。
現場での臨床技術・医学知識を学生のうちに学ぶことができますよ!
国試を独学で合格するためのおすすめ教材
最国試を独学で乗り切るためのおすすめ教材を紹介します!
以下の記事でも医学生におすすめの参考書・教科書を紹介しています!
国試対策必需品
国試対策で絶対必要なのは以下の4つです。
- 国試過去問(直近3~5年分)
- 病気がみえる
- まとめてみた
- QB(クエスチョンバンク)
国試過去問(直近3~5年分)
国試の過去問は何があろうと必須です。
「最低3年分、できれば5年分、余裕あればもっと」と言われています。
病気がみえる・レビューブック
国試の勉強で分からないところを調べる、辞書・資料集的なものです。
病気が見えるシリーズは、イラスト豊富で分かりやすい。
レビューブックは簡潔にまとまっていて、コンパクトに勉強できます。
どちらもうまく使い分けるのがおすすめです!
まとめてみた
マイナー科の勉強には「まとめてみたシリーズ」が最適です。
- 精神科
- 皮膚科
- 泌尿器科
- 眼科
- 耳鼻咽喉科
- 整形外科
どの本も200ページくらいで国試対策のエッセンスが凝縮されています。
薄くまとまっていて、スラスラと読むことができます!
内容は以下のような感じです。
- 国試に出る疾患の簡潔な説明
- いつでも参照できるまとめページ
- 国試過去問とオリジナル予想問題で演習
本当に必要なことだけに絞ってあります。
効率よく勉強できますよ!
国試ではマイナー科の出題数は少ないですが、差がつきやすい分野でもあります。
「まとめてみた」なら、短期間でもマイナー科を得意科目にできますよ!
マイナー科を効率よく勉強したいなら必読です!
QB(クエスチョンバンク)
国試過去問を効率よく演習するにはQBがおすすめです。
QB(クエスチョンバンク)の特徴は以下の3つ。
- 重要問題が一周目問題としてまとまっている
- 解説が他の予備校よりは詳しい
- 解答解説に病みえ、レビューブックのイラスト・表が貼り付けてある
TECOMの問トレや、medu4の過去問は無料で利用できますが、解説が薄く、効率面でQBに劣ります。
解説が薄めの他予備校のサービスではなく、QBがおすすめですよ!
「QB」や「病みえ」など、医学書を安く購入する方法は以下の記事で紹介しています!
簡単にまとめると、医学生には以下の方法がおすすめです!
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いらなくなった本は早めに売るのがおすすめ!
一冊1000~2000円以上で買い取ってもらえることもありますよ!
科目別おすすめ参考書
各科目の勉強におすすめの教材を以下の記事で紹介しています!
筆者が実際に読んでみて、
「現役医学生の立場からめちゃくちゃおすすめできる」
と思った参考書だけを厳選しています。
国試対策はもちろん、研修医になってからも使えるので、今のうちに読んでおいて損はないですよ!
筆者が読んだ全ての医学書の感想・レビューを以下の記事にまとめています!
まとめ【医師国家試験にビデオ講座は不要?必要?】
今回の記事では、医師国家試験にビデオ講座は不要?必要?について解説してきました!
最後に、本質的なことをお伝えします。
「国試対策のビデオ講座どうしようかな……」
と悩む気持ちもわかりますが、悩んでいる時間がもったいないです。
そもそも、国試予備校は必須ではありません。
あくまで教材の一つです。
悩むくらいなら、ひとまず国試の勉強を始めて、困った時に予備校の利用を考えればいいだけです。
ある程度自分で勉強を進めてみることで、
- 本当に予備校のビデオ講座が必要か?
- どの予備校が自分に合っているのか?
なども分かってきますよ!
勉強スタイルが決まってないのにどの予備校がいいのかなんて絶対に分かりません。
まずは自分でやってみることの方が重要ですよ!
また、以下の記事では国試対策と同様に悩み事の一つである、
マッチング対策についてまとめています。
マッチングの対策も早ければ早いほど有利です。
ぜひ参考にしてみてください!