こんにちは、医学生のガッシーです!
英語資格っていろいろあるけど、医学生にはどれが一番おすすめ?
そう思ったことはありませんか?
英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・USMLEなどなど、英語資格っていろいろあってどれを取ればいいのかわかりませんよね…
そこで、以下の悩みを解決できる記事を用意しました!
- 英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・USMLE 5つの資格を比較
- それぞれの英語資格のメリット・デメリットは?
- まず受けるならどの英語資格がおすすめ?
先に結論をお伝えすると、どれか1つを受けるならTOEICかTOEFLがおすすめです!
おすすめできる理由は以下の通り。
- TOEIC:試験回数が多く勉強しやすい
- TOEFL:国内でも国外でも評価されやすい
上の特徴を記事内で詳しく紹介しています。自分にあった英語資格を探してみてください!
【そもそも】医学生に英語資格は必要?
そもそも論ですが、医学生に英語資格は必要でしょうか?
ガッシー
結論としては「医学生に英語資格は必ずしも必要ない」に尽きます。
ただし、医学を勉強する上で英語が必要になるのは間違いなく、研修医になってからも英語は必須です。
せっかく英語を勉強するなら資格として形に残せたり、モチベーションにもなる資格試験を受けるのはおすすめ!
そんな英語資格の中でも医学生におすすめの5つの資格の特徴を紹介していきます!
医学生・研修医におすすめの英語資格5選
英検
公式HP:英検
子供から大人まで幅広い世代が受験する英語資格です。
メリットは以下の3つです!
メリット①教材豊富で対策しやすい
英検は幅広い年代・レベルの方が受験するため教材豊富です。
自分の好みの教材が見つかる可能性が一番高い英語資格だと言えるでしょう。
メリット②一度取ってしまえば生涯利用できる資格
英検は一度取得してしまえば生涯アピールできます。
TOEFLやIELTSなどの資格試験は認定期間が2年間に制限されています。
メリット③中高生のうちに取っている人も多い
医学生の中には中高生・受験生の時代に2級や準1級までがんばって受験したという方も多いです。
今までに取得したことのある資格のレベルアップとして受験できるため、敷居が低いのも特徴です。
ただし、英検にもデメリットがあるのも事実。
デメリット①日本以外ではあまり評価されない
英検は日本国内では大きく評価されているものの、海外ではあまり評価されていません。
海外留学などにピールしたい場合はTOEFLやIELTSの方がおすすめです。
デメリット②年々受験料が上がっている
英検の受験料は年々少しずつ上がってきています。
英検の受験料が高すぎて平等な受験機会がないという抗議が起きたほど。
何度も英検を受験するくらいならTOEICやIELTSを受験するのも個人的にはおすすめです。
TOEIC
公式HP:TOEIC
TOEICも英検同様、日本で有名な英語資格
メリットは以下の3つです!
メリット①試験回数が多く、受験料も安い
TOEICは試験回数が多く(1ヶ月に1度ほど)、受験料も英検と比較して安いです。
そのため、何度も受験しながら英語力アップの確認テストとして利用したり、定期的な英語力メンテナンスに使うのもおすすめ!
医学部生こそTOEICを勉強すべき5つの理由【おすすめ教材】
メリット②日本で評価の高い資格。マッチングや医師転職に有利
TOEICは日本で高く評価されている英語資格であり、初期研修先を選ぶマッチングや医師としての転職活動でも評価されることが多いです。
メリット③教材豊富で英語力の基礎を鍛えるのに最適
TOEICの教材は豊富にあり、自分のレベルにあった参考書・問題集を使うことができます。
単語帳や文法問題もあるため、英語力を基礎から底上げするのに最適!
TOEICのデメリットは以下の2つです!
デメリット①日本でしか評価されない
TOEICも英検同様、日本国内では大きく評価されているものの、海外ではあまり評価されていません。
海外留学などにアピールしたい場合はTOEFLやIELTSの方がおすすめです。
デメリット②ビジネス英語が多く、やや馴染みのない分野もある
TOEICの試験内容にはビジネス関係の内容や英会話が多く、医学生にはやや馴染みのない分野が多いです。
勉強しにくいといえばそうですが、さまざまな教養を身につけられると考えるのがいいでしょう。
医学部生こそTOEICを勉強すべき5つの理由【おすすめ教材】
TOEFL・IELTS
公式HP:TOEFL
TOEFLやIELTSは海外留学などで大きく評価される資格試験!
試験内容などは若干違いますが、大きな特徴は似ているためまとめて紹介します!
メリット①海外留学で使える資格
TOEFLやIELTSは海外留学を行う上で必須とも言える資格試験!
- TOEFL iBTで80点以上
- IELTSで7.0以上
などのような点数が海外留学を受け入れる上で求められることが多いです。
メリット②スピーキングやライティングもバランス良く磨ける
TOEFLやIELTSではスピーキングやライティングの占める割合が多く、海外の方とコミュニケーションをする上で重要な英語力を鍛えられます。
英検やTOEICよりもコミュニケーションに重点を置いた試験と言えるでしょう。
デメリット①受験料が高く、何度も受ける試験ではない
TOEFLやIELTSの受験料は高額で、円換算では30,000円以上になってしまうことも…
気軽に何度も受験する資格ではないため、しっかり準備した上で1~2回で高得点を狙うのがおすすめです。
デメリット②専門性の高い英語が出題され、難易度が高い
TOEFLやIELTSが海外大学への留学受け入れ判断に使われることもあり、専門性の高い分野が出題されます。
たとえば筆者が受験したときは以下のようなテーマが出題されたことも…
- ゲーム理論
- 『印象派』の絵画について
- ライデンフロスト現象
さまざまな分野から高度な英語力が求められるため、しっかり対策しないと高得点が狙いにくいです。
USMLE
公式HP:USMLE
医師国家試験のアメリカ版!
メリット①日本での国試の勉強にもなり、医学知識を倍増できる
医学知識を問う試験であるため、日本のCBTや国試対策としても有用です。
日本ではあまり聞かない感染症や遺伝病などの知識も得られるため、グローバル化した社会で求められる医学知識も深められます。
メリット②アメリカでも医師として働ける可能性
USMLEはアメリカでの医師国家試験にあたり、合格すればアメリカでも医師として働ける資格を得られます。
ただし、実際に働けるかどうかは現地での就職活動やコネなども関わります。
デメリット①難易度高く、CBTや医師国試と並行して勉強するのは覚悟が必要
USMLEの難易度は高く、医学知識的な壁だけでなく、英語力の壁も超える必要があります。
学生のうちにUSMLEを取得している人が各大学で数人はいるように、無理な資格ではないですが、CBTや国試と同時対策するのは覚悟が必要です。
デメリット②受験料・教材が高価で手が出にくい
USMLEを受験する上での教材や受験料は高く、教材だけでも数万円・受験料は数十万円必要です。
また、アメリカでの受験が必要になることもあり、渡航費などが必要となることもあります、
デメリット③試験制度が急速に変わっている
USMLEの資格制度は近年急速に変わっています。
- Step2 CSと呼ばれる段階が不必要になる
- 大学によって2023から受験できなくなる可能性
- 7年以内に取得する必要がある
などなど、試験制度が変化したり制限が加えられることもあり、予定通りに行かない可能性も少なくありません。
各英語資格ごとの特徴【おすすめできる人】
各英語資格の特徴をまとめます!
英検
- 教材豊富で対策しやすい
- 一度取ってしまえば生涯利用できる資格
- 中高生のうちに取っている人も多い
- 日本以外ではあまり評価されない
- 年々受験料が上がっている
- 高校・受験生時代からの英語力をレベルアップさせたい
- 一生涯使える資格を取りたい
TOEIC
- 試験回数が多く、受験料も安い
- 日本で評価の高い資格。マッチングや医師転職に有利
- 教材豊富で英語力の基礎を鍛えるのに最適
- 日本でしか評価されない
- ビジネス英語が多く、やや馴染みのない分野もある
- 原理原則から理解しながら進めていきたい
医学部生こそTOEICを勉強すべき5つの理由【おすすめ教材】
TOEFL・IELTS
- 海外留学で使える資格
- スピーキングやライティングもバランス良く磨ける
- 受験料が高く、何度も受ける試験ではない
- 専門性の高い英語が出題され、難易度が高い
- 学生のうちに海外留学したい
- コミュニケーションに関わる英語力を底上げしたい
USMLE
- 日本での国試の勉強にもなり、医学知識を倍増できる
- アメリカでも医師として働ける可能性
- 難易度高く、CBTや医師国試と並行して勉強するのは覚悟が必要
- 受験料・教材が高価で手が出にくい
- 試験制度が急速に変わっている
- アメリカで医師活動したい
- 医師として臨床・研究のために海外留学したい
まとめ【医学生・研修医におすすめの英語資格は?】
今回の記事では医学生・研修医におすすめの英語資格を徹底比較してきました。
最後に、本質的なことをお伝えします。
「どの英語資格受けようかな…もうちょい考えようかな」
と悩む気持ちもわかりますが、悩んでいる時間がもったいないです。
そもそも英語資格は必ずしも必要ではありません。
むしろ重要なのは英語力自体を上げること。
悩むくらいならとりあえず医学英語の勉強を始めてみて、資格が必要そうになったら受験すればいいだけです。
自分で勉強を進めてみることで、
- 資格試験が本当に必要か?
- どの英語資格が自分に合っているのか?
なども分かってきますよ!
目標が決まっていないのに資格を取っても仕方ありません。
まずは英語自体の勉強を始めてみましょう!